過去問と模試で攻略を目指す

看護師国家試験は、問題が難しそうだったり、毎年問題の難易度が違っていたりと、医療経験を持っていない人にとって、合格するのは難しいイメージがあるかもしれませんね。しかし、看護師は皆さんと同じ人間です。適切な方法で対策すれば、そう難しいことはありません。看護師国家試験を合格するためすべきことは、過去の国家試験問題を何度も解くことと、模擬試験に挑戦することです。この2つに取り組んでおけば、大体の人が看護師国家試験の問題を攻略できるでしょう。

看護師国家試験では、例年の受験者の得点を見て、難易度が調整されています。よって、難易度にばらつきが多く、本番でいきなり難しい問題が出て受験生を困らせる場合も少なくありません。それを補えるのが過去問であり、過去5年分を解いてみるのがいいでしょう。過去5年分となれば、問題の出題傾向がさまざまなので、難易度の異なる問題を多く経験でき、本番に強くなれるはずです。6年以上さかのぼってしまうと知識が古くなるため、試験対策としては適していないといえます。

過去問で大まかな知識をつけたら、模擬試験で実力を試すのがおすすめです。全国の受験者における自分の立ち位置や、合格確率を知れるため、勉強を進めていくうえで1つの目安になります。模擬試験の一番のメリットは、その年の国家試験の予測問題に挑戦できることです。模擬試験は各会社が出題傾向を分析して作成しているので、最も本番に近い形といえるでしょう。それを一通り網羅しておけば、看護師国家試験の合格率はかなり高まります。